7月の言葉 

 

 去る5月28日(土)に開催された第49回全日本合気道演武大会は財団法人合気会の最大の行事です。本部道場を始め全国の登録道場・社会人団体・学生団体の演武者は7500人、観客総数1万人の人達が日本武道館に集結しました。

 開会に先立ち東日本大震災で亡くなられた方々に黙祷を捧げご冥福をお祈りし開会式後から始められた被災地の皆様への義援金の総額が13、503、129円となり、被災地の道友達にも勇気を与える演武大会となりました。

 演武大会翌日は本部道場で稽古した後、埼玉県・上福岡・在住、佐々木先生宅の大祭に参列し、お元気な佐々木先生にお会いでき、お話をお聞きする事ができました。そして多くの道友と旧交を温められました事を心より有り難く思うしだいです。
 後日、佐々木先生から「この神国 日本に生まれて83年、しかも七回倒れても生かし給ひて大祭に皆様と生きてお会い出来ました事の深き神の心を心とし、神と語り、神と共に生きる事を申し上げ参列を心から御礼申し上げます」との、お手紙を戴きました。「師のまねをするなかれ、師の求めたものを求め」よで、人の喜びを吾が悦びとする誠の心を常に求められる佐々木先生です。ならば、私達は稽古で師の求めた誠の心を日々培っていかねばならぬ。

               佐々木先生の教え

人  人の世は 縁の糸のからみあい たぐる幸せ また不幸せ

  生き活きと 価値ある道を歩むには 身は美しく 心明るく

  山高く 険しき道ぞ人の道 学び鍛えて 人に仰がる

  河上を 尋ねてみれば 一滴 海に向かいて 流れ大きく

                               
                                  館長

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