8月の言葉 

 

  「爆撃に、たおれゆく民の上をおもひ、いくさとめけり、身はいかなるむとも」「身はいかに、なるとも、いくさとどめけり ただ たふれゆく 民をおもひて」
との御製は昭和20年(1945年)8月6日に広島に、9日に長崎に原爆が投下され昭和天皇のご詔勅(全世界にラジオ放送)が8月15日に発布されて整然と戦争が終結した後に読まれた御製である。            
 そして、敗戦後の日本の統治を行ったのがアメリカ占領軍の司令官マッカーサー元師で、昭和天皇との会見録(昭和30年9月16日・読売新聞・朝刊)がのせられた。
 その内容は「私は日本の戦争遂行に伴う、いかなることにも、また事件にも全責任をとります。また私は日本の名においてなされた、すべての軍事指揮官・軍人・および政治家の行為に対しても直接に責任を負います。自分自身の運命について貴下の判断が如何様のものであろうとも、それは自分には問題ではない、私は全責任を負います」。と、あります。

 また、他国・中華民国の蒋介石総統にも「天皇制護持」と「日本分割統治反対・賠償権放棄」を宣言されて世界戦史上、例を見ない処置がほどこされ道義国家日本が守られたのである。
 思えば、昭和天皇の御名は「ひろひと」皇后の御名は「ながこ」で、広島の「ひろ」と長崎の「なが」と符牒が合う。さらに、広島の原爆は「縦型炸裂爆弾」長崎は「横型炸裂爆弾」で十字架にかけられた日本であったが戦後の世界復興と政府開発援助(O・D・A)で世界を救ってきたのである。

 ここに、世界に類を見ない中心国家・道の文化日本あるは日本人の誇りである来る8月15日の終戦記念日には心より感謝の黙祷うを捧げねばならぬ
       
                                 館長

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