3月の言葉 

 

 去る2月14日(土)、15日(日)、日本列島は記録的な大雪でした。そんな状況の中で15日(日)、故・佐々木 将人先生の一年祭が明治記念館で執り行われました。当日、私と小藪氏は大雪で交通マヒを気にしながら関空に行くと羽田空港が大雪の為、欠航便となっていました。
 急きょ、新幹線で上京する事にしましたが新幹線の車窓から眺める景色は一面の雪景色で、大雪にみまわれた品川あたりから徐行運転になり、遅れながらも東京駅に着き、なんとか一年祭に出席する事が出来ました。
 こうした大雪・交通マヒ等がありましたが恩師の一年祭には「ご縁尊し」で全国各地から道友・道兄達が駆けつけました。
 そして、恩師の「オー元気か」と、語りかけてくるような遺影の前で皆さんの思い出話をお聞きし、私達も演武をさせていただきました。
 まさに、良師・良友とのご縁は人生の宝である。今後、恩師の教えを吾がものとして一隅を照らしていくのが私達の使命である。

               師の人生観
位人臣極めた王侯も名もなき一介の凡人も、目は二つで鼻一つ足で歩いて手で掴み尻でもの言う人はない立って半畳寝て一畳天下を盗っても四畳半、
着物は一着ご飯は二杯寝だめ食いだめ着だめもできず厠の姿は皆同じ風呂に入る時は皆裸何かあるのが人生で幸も不幸も生きている証拠、
嵐の中でも時がたつ過ぎて仕舞えば屁の如し泣いて暮らすも笑ふて住むも同じこの世の浮世なり貧も病いも人生の糧、然も心は現在を要し昨日は返すに由なく明日は今だ我が手に非ずの今今の中今に立つ、
されば心と体にはより多くの喜びと楽しみを与えつつ悠々と人生道を味ふ。



                            館長

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