H27年6月の言葉 

 

 先日、5月23日(土)日本武道館で開催された全日本合気道演武大会は合気会の最大の行事であり、国内外から7800人が出場して熱気あふれるを演武を転回しました。
 翌日、24日(日)演武大会に参加した私達12名は午前中、本部道場で全国から集まった道友達と心地良い汗を流しました。午後から5名の方は更に遠藤先生の稽古に参加しました。そこで、稽古時、遠藤先生は今ここで稽古されている人で午前中、本部道場で稽古された方、手を上げて下さい。と言われ、手を上げたのは私達の仲間・5人だけであったという。
 そこで、遠藤先生はせっかく演武大会に来られたのですから皆さん、ぜひ本部道場でも稽古して下さい。と、言われたという。午前・午後にわたり稽古された我が武産館の道友達は頼もしいかぎりである。

 事あるごとに吾が師より武道とは命と命のやりとりである事を忘れてはならない。だから、命の大切さがわかり、見えないものが見えてくるのだ。稽古してはならぬ真剣勝負のつもりでやるのだ。それ故に、人は何を求めているのか、それがそのままその人の価値になり、追い求めている内容がその人の人間を決定するのだ。いやだな、つらいなと思っても、やらなければならない。この修行を捨ててしまえば自らの宝を捨てることになる。と教えられた。

 有難い教えである。体は鍛えるもの、心は養うもので、さらに皆さんと共に励んでいかねばならぬ。


                         館長

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