H28年12月の言葉 

 

 「初めに言葉ありき」とは、キリストの言葉である。それは、人間だけに言葉があり、いつも心して積極的言葉を使って、自分の心をプラス思考に変えていけるのは言葉である、との教えである。

 吾が師も「刃物で切られたキズは治りやすいが、言葉で切られたキズは治りにくい」で、いつも人を元気づける言葉、積極的言葉を使っていくのだ。だから進級・進学審査で通らなかったり、受験に合格しなかった時にも「通さぬは 通すがための道普請」だ。道路が傷んでいると通行止めにし、修復して人を安全に通すように、人もまた、その人を大事に思っているから通さないのだと思えと教わった。そして、師にお会いした時は「オー元気か」と、声をかけられ、間髪をいれず「ハイ元気です」と、大きな声で挨拶しないと叱られた。

 さらに、体調の悪い時でも、それは体だけだと思って、心はいつも元気・元気で押し通すのだ。その時の言葉は、道場で皆さんと唱えている「たとえ身に病があっても 心まで病ますまい たとえ運命に非なるものがあっても 心まで悩ますまい 否、一切の苦しみをも、なほ楽しみとなすの強さを心に持たせよう 神と直接結ぶものは心にして、その結び目は断然汚すまい事を厳かに自分自身に約束しよう」である。

 まさに、言葉・意識が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば運命がかわる 運命が変われば人生が変わる。
 ここに、皆様と共に切磋琢磨してこれた事を心より感謝し、ゆく年も来る年も皆様のご健康と弥栄を祈念します。

                         館長

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