H28年 2月の言葉 

 

 「明るくなければ人生じゃない」「明るくなければ合気道じゃない」。いやな時、苦しい時こそ、嘘でもいいから笑え、笑うと心が明るくなる。笑い(ワッワッハー)は世界共通語でインターナショナルである。さらに、優しい笑顔と思いやりは無財で出来る奉仕である。

 師に講習会の後「お疲れ様です」。と言うと「わしは疲れてないよ」なぜ消極的な言葉をかけるのだ。「有難うございました」。でいいのだ。と教えられた。

 今、大学入試に向けて浪人中の人も、浪人とは言うな。どこの大学を目指して勉強中です。と言うのだ。また、仕事が苦しくても、苦痛があっても、勉強が難しくなっても、できないと言うな「必ずできる」「必ず良くなる」と、繰り返し繰り返し口に出して積極的言葉に変えていくのだ。もし消極的言葉が出た時は今から違うと積極的言葉に変えていく。このようにして自分の潜在意識を変えていくのが天風先生の観念要素の更改法である。私達も日々実践していこう。

 2014年にローソンの社長になられた玉塚元一氏は小学3年生から6年生の時、当時・五〇歳位の男の先生に、このような潜在意識を変えていく方法を教わったと云う。そして、中学生になり強くなりたいの一念から一番激しいラグビーを始めた。中学時代のラグビーは楽しかったが高校を経て大学のラグビーはあまりにもきつくて、気を失った事が何度もあったと言う。しかし、「必ずやり遂げる」「絶対負けない」と、自分に言い聞かせて一つの事を、とことん本気でやり抜くことで達成感と悔しさを感じ、本物を学ぶ事ができたのも潜在意識更改のお陰であると云う。

 ならば、私達も師の教えで、一番潜在意識を変えられる方法は夜の寝際に鏡に向かって己の心眼に「お前は信念が強くなる」と命令暗示をかけ、朝の目覚めには鏡に向かって「私は信念が強くなった」と断定暗示をかけ、信念を強くして、元気・元気で今年もやり抜いていこう。

                                 館長

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