H29年3月の言葉 

 


 春一番が吹き今、梅の花が満開である。道場の隣りに咲く梅の花のほのかな香りは、私達の心を癒してくれます。
梅という字は木に母と書く漢字・いい感字で、梅の花は優しい母の笑顔のようで、ほのかな花の香りは母を感じさせてくれる思いがする。

 このような梅の木を育てたのは大地ですが、大地は汚いゴミも全て浄化して、きれいな大地に造りかえるから、大地なる母と言われるのである。
人たる母もまた、やさしい笑顔と思いやりで、嫌なことも、疲れも全て消して、元気にしてくれるのが母心である。

 ならば、この母心にこたえて、日々学び、己を磨き、鍛え、己を奮い立たせ自分を創造していくのが自分自身の責任である。
だから、いつも道場で皆さんと唱えている誦句も心を養う、大事な心の食べ物と心得て、この誦句を脳にインプットし、今日一日・今日一日を価値高く生きていかねばならぬ。
                      誓詞
 今日一日 怒らず 恐れず 悲しまず、正直 深切 愉快に力と、勇気と、信念とを持って 自己の人生に対する責務を果たし、恒に平和と愛とを失わざる立派な人間として活きることを、自分自身の厳かな誓とする。

               呼吸法(活力吸収法)の誦句、
 神韻縹渺(しんいんひょうびょう)たる、この大宇宙の精気の中には、吾等人間の生命精力を力づける活力なるものが、隈なく遍満存在して居る。
 我々は今 特殊なる密法を行い、この活力を、五臓六腑はもとより 四肢の末端に至るまで、深甚なる感謝をもって、思う存分吸収しよう。

                            館長

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