H30年4月の言葉 

 

 「与えた恩は水に流し、受けた恩は石に刻め」と云われ、石を見ると書いて、硯(すずり)と云う漢字があるが、古来、卒業式で学業に励んだ人に、この硯が贈られた。
そして、卒業式には「仰げば尊し、吾が師の恩---------」と歌って恩師と別れをおしんだのである。

 今、皆さんには卒・入学・進学・就職――等で、新たな出会いと別れの節を刻まれている人も多かろう。
また、「通さぬが、通すがための道普請」で、再度こころ新たにして、自分を奮いたたせている人もいるでしょう。

 冬の厳しい寒さに耐えて咲いた梅の花も終わり、春欄満で桜の花が満開である。この花が散ると、その後に芽が出て、葉が茂り、来春に花を咲かそうと木々は成長していきます。植物でも動物でも人間でも同じことですが、鍛練陶冶しないで成長することはできません。

 皆さんと稽古する合気道も呼吸法から始めますが、それは私達を生かしている空気を、体の隅々まで、行きとどいたと思って、有難く戴くのが呼吸法です。この呼吸法と共に、事ある時も、事なき時も肛門を閉めるクンバハカで、心身を統一して、一段高いハードルを越えていこう。

                                     館長

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