H31年 4月の言葉 

 季節は春、卒・入学・進学・就職された皆さん、心新たに、夢を膨らませている事でしょう。
 「体は鍛えるもの 心は養うもの 内臓は労わるもの」で、吾が潜在意識に入れてきたお伽噺がある。
 その1つは「ここ掘れワンワン」の花咲爺さんである。このお伽噺は私達に何を教えているのか?。それは人生は宝探しである。「ここ掘れワンワン」ここに宝が埋まっている。「ここ」とは、大自然の真理・法則の事であり、宇宙の法則を知ったが故に、枯れ木にも花が咲いたのである。

 人類は法則をつかみ、科学という枝に花を咲かせてきたのである。この真理を知らない悪い爺さんは表面だけ真似をしても、真理を知らなければ花を咲かせられないのだという教えである。
もう1つ、浦島太郎のお伽噺は、浦島太郎が龍宮城で楽しい日々を過ごし、帰りに開けてはいけないよと、いわれた玉手箱をおみやげに持ち帰った。 しかし、帰ってみると自分の家には他人が住んでおり、村の人々も知らない人ばかりであった。 あまりの孤独感に陥り、禁じられた玉手箱を開いてしまった。
すると、玉手箱から一筋の煙が立ち上り、たちまちのうちに浦島太郎はお爺さんになってしまった。この玉手箱の煙は「時間」だ、との教えである。    時は命にして医者 時は歴史にして悟りの親なり 

                                    館長

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