R1年 8月の言葉 

 

 魚は水の中にいて、水の有難さを知らず、人は妙法の中にいて、妙法の有難さを思わない。私達は神仏に手を合わせ感謝する。その感謝は相対的なお願いで、絶対的な自分に決意を述べて、手を合わす人は少ない。神社の参拝は一揖二拝二拍手一礼で、二拍手(天・地)の間に、大自然の分身である自分を入れての二拍手で、神仏にお願いするのではなく、神仏を鏡として、自分の決意を述べるのが本当の礼拝だと、師に教えられた。

 思えば、自分のものであって自分のものでない大自然の借り物である分身の吾が体には、使用料を払っていない。タダである。このように、お話された師は、わしはお金を払っているよと言われて、お金を払った入れ歯を取りだされて、私達を笑わたせのである。そして、私達の命は、永遠に繋がってきた魂であり、産まれた時に戴いた心と体で、己の魂を磨いていくのが私達の修行である。

 大自然によって生かされている自分に感謝する。母国・日本によって守られている日本に感謝する。外国に出ると日本の国の有難さを思い知らされる。日本人が日本の有難さを忘れている人が多いが、アインシュタインが来日された大正11年11月18日に「世界の盟主」との日本へのメッセージを残された。

 「近代日本の発展ほど世界を驚かしたものはない。この国の驚異的な発展には、他の国と異なる何ものかが、なければならない。果せるかな、この国の三千年の歴史がそれであった。この長い歴史を通じて1系の天皇を戴いていることが今日の日本をあらしめたのである。私はこのような尊い国が世界中に一ケ処位なければならないと考えていた。なぜならば世界の未来は進むだけ進み、その間、幾度か戦いは繰り返されて、最後には戦い疲れる時がくる。その時、人類は「まことの平和をもとめて」世界的な盟主を挙げなければならなくなる。この盟主なるものは、武力や、金力ではなく、あらゆる国の歴史を抜き越えた最も古く、最も尊い家柄でなければならない。世界の文化はアジアに始まりアジアに帰る、それは高峰日本に立ち戻らねばならない。吾々は神に感謝する。吾々に日本という尊い国を造っておいてくれたことを」         
              恥と誇りに生きる日本人であれ
                                        館長

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