令和2年 2月の言葉 

 今年も、武産館の初稽古は勇気とやる気のある人達の京都・空也の滝行から始まりました。
 この滝行は、日々道場で行っているクンバハカと呼吸法の大事さを体験する実践の場である。
凍て付く滝の中で、肩を落とし、肛門を閉めるクンバハカと、出して出しての呼吸法で、鳥肌一つ立たず、奮いもこない体勢ができるのである。

 この神理は簡単であるが、真理は深い。
そして、神社の参拝も一揖 二拝 二拍手 一礼で、二拍手(天・地)、道場では四拍手(天・地・火・水)であるが、二拍手の間に自分が入っての、天・人(自分)・地の二拍手で行う。この二拍手、天・地の間の自分の祈りは、その祈りが叶えられたと思って祈るのである。

 それは神殿には鏡が安置されているが、鏡に向かって、右手を出して「おまえ信念が強くなった」と、命じれば鏡に写った姿は左手で「おまえは信念が強くなった」と言っているのである。
 このやり方を手鏡を持って「おまえは信念が強くなった」、または病が治った等、鏡に向かって、断定暗示をすれば、自分の潜在意識がプラス、プラスに変わり積極人生を創造していけるのである。
 そして、人と接する時にも「オー元気か」と、プラスの気を送り、握手をする時でも、私はクンバハカと呼吸法で宇宙エネルギーを、体いっぱい取り入れているから、この力を、この人に伝えてあげよういう気持ちで、手を握るのである。わずかな事であるが、心一つの置きどころである。

                                    館長

   ホームに戻る