令和3年12月の言葉 

 

 先日、国際宇宙ステーションから帰還された宇宙飛行士・星出彰彦さんが宇宙から青く輝く地球を見て、地球に生まれてきてよかった。地上に降り立ったら「風」を感じる事を楽しみにしていると言われた。
 
 私達の乗っかっている、この地球は太陽の周りを時速10万キロで365日かけて公転し、時速1660キロで自転して夜と昼がある。よくレールも無いのに1分1秒くるいも無く、宇宙空間に浮かんでいられるものだと思う。人もまたこの大宇宙・大自然の気をうけて、産みだされた自分であり、神体である。
この神体は電池も無いのに心臓も内臓も1分1秒休みなく動き、60兆の体細胞も日々造りかえられているのである。

 日々の私達の生活も押し詰まってきました。1年は365日ですが、その人の1年の感性は365日を分子にして、その人の年齢を分母にして、割った感じだと云われる。年齢を重ねると分母が大きくなり、1年はあっという間に過ぎ去って
「月日の経つのは早いものだ」と実感する。
こんな話がある。

 月と太陽と雷さんが一緒に旅行して、旅館に泊まった。次の朝、早朝に雷さんが起きると、隣に寝ていた月と太陽がいない。便所にでも行ったのかなと思ったが、そんな気配はない。それで、宿の女中さんに聞くと「今朝早く月と太陽が朝立ちしました」との事。雷さんはびっくりして「月日の立つのは早いものだ」と言った。一方、雷さんは「わしはそんなに早起き出来ないから、ゆっくり寝て夕立する」といって、夕立になったと云う。

 今年も皆さんと、合気道の稽古で、宇宙真理を学び、自己の進化・向上をめざして励む事が出来ました事を心より有難く、感謝するしだいです。

                                    館長

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