令和4年 2月の言葉
今年も皆さんは、1月3日の滝行で気合を入れ、8日からの稽古初めは幼稚園児の力の誦句「私は力だ 力の結晶だ だから何ものにも負けないのだ 病にも運命にも みなあらゆる全てのものに打ち克つ力だ そうだ強い強い力の結晶だ」と、1人1人皆の前で、力づよく言って稽古が始まった。
私達は、口から吐く言葉(誦句・歌・・・・)は「蚕は絹を吐き、人は言霊(ことだま)を吐く」で、「吐」という漢字から教えられる。
「吐」という漢字は、口へんに「十」プラスと「-」マイナスである。
日頃、人は弱音や、悪い言葉を吐く時がある。そんな時は、今まではそうであったが今からは違うとプラスの言葉に変えていくのだ。それが観念要素の更改法だと師に教えられた。
だから、弱い言葉を吐いた時は、その次が大事でプラスの言葉に変えていくのである。
成功する人、夢を実現させる人は観念要素を更改して弱音を吐かなくしていった人である。
漢字の「吐」から「-」(マイナス)がとれると「叶」(かなう)という字になるごとく夢が叶い実現すると漢字が教えてくれるのである。
また、大自然の真理は陰と陽で「-」マイナスと「+」プラスである。
自分の心が陰気であると「-」マイナスの気が入り、陽気であると「+」プラスの気が入ってくるのが大自然の法則である。
字で「-」の横軸に縦軸が交わって「+」になるごとく、「十」は私達もお母さんのお腹の中にいたのも「十」月「十」日(とつきとうか)であり、キリスト教も「十」字を切って、神に祈る。
この大自然の無限の力を戴けるのは、大自然の分身の自分であり、自分の心一つの置き所で決まるのである。
嵐ふく 世にもうごくな人心 いわおに根差す 松のごとくに
晴れてよし 曇りてもよし 不二の山 もとの姿はかわらざりけり
うきことも なおこのうえにつもれかし かぎりあるみの ちからためさん
館長