R4年 3月の言葉 

 「道を求めて切磋琢磨する友は人生の宝である」。今回の北京五輪フィギュアスケートで五輪3連覇を目指した羽生結弦選手の背中を追い、銀の鍵山優真選手と銅の宇野昌摩選手は、互いに切磋琢磨して五輪に輝いた。

 銀に輝いた鍵山選手は、初めて世界選手権代表に選ばれた2020年12月の記者会見で「皆さんに手が届かない」と、弱気な発言をした時に、羽生選手は「自分の気持ちにうそをつかなくてもいい、負けん気が強さなんだから、そこを大事にするのだと強い口調で諭したという。その時から鍵山選手は「トップになる」と、自分に言い聞かせて、トップ選手の仲間入りを果たしたのである。

 宇野選手は「僕の目標はゆづ君(羽生)だ」と、公言した。彼も一時は競技から退こうと考えたが、羽生選手の姿を見て、自らを奮い立たせたという。
後姿で二人を導いた羽生選手はクワッドアクセルの成功と3連覇という目標を達成できなかったが、試合後は「あれが僕の全てです。全部出し切った。これ以上ないぐらい頑張った」と、前を向いた発言をした。

 金メダルに輝いたネーサン・チェン選手は前回の平昌五輪では五位に終わり、失意を胸に4年間、精神面など自分の弱点と向き合い、安定感を身につけて戻ってきた五輪の舞台であった。その彼も「羽生選手は多くの壁に挑んで、この競技を高みに押し上げてくれた最も偉大なスケーターの一人だ。一緒に競える時代にいられて光栄だ」と、羽生選手を称えたのである。

 我が武産館では、武産館の皆さんと稽古して元気を貰うんだと、肝臓ガンで手術をし、心筋梗塞で4回倒れたが稽古を再開し、今もJAの野菜の検査官をされている82歳の黒田さんが居られる。
 先日、元気な姿を見せてくれて、先週の金曜日にしんどくなって病院で、医者に「肺に水が溜まっている。すぐ入院して下さい」と言われたが、ちょっと待ってほしいと帰宅し、月曜日に元気になったので再度、医者に診てもらうと,肺の水も無くなり、心臓も異常なしで医者がびっくりしたという。黒田さんいわく、「難があって有難い「有難う」という感謝だよ」と、教えられた。

   心だに 誠の道に かないなば 祈らずとても 神は守らん

                                     館長

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