R5年 2月の言葉 

 

 「吾、人に勝つ道をしらず 己に克つ道を知りたり」「千たび戦場にい出て、千人の敵に勝つよりも 一人、己に克つものこそは最強の強者なり」。皆さんと、となえている言葉です。
 今年も正月3日は御坊・中津の九龍の滝行、京都・空也の滝行でした。
そして、9日には合気会・東京本部道場の鏡開式で土橋正明氏が七段位を授かりました。

 「人、地位を得て尊からず 地位人を得て尊し」で、土橋さんは武産館での日々の稽古と共に、和歌山市合気道連盟の理事長をされ、多くの道友達との出会いと結びをつくられている。さらに、和歌山医科大学合気道部の師範の重責をもになってくれています。

  人は地位を得て、えらぶる人が多いが、日々の心がけの良・否 能力の適・不適・教養の良・否で、自分の命をどう使い、運んできたのかが、その人の運命で、天がその人に、釣り合った運命を与えるのである。

 人は誰でも良い運命を願うが、自分を磨き、高く、尊くする努力を忘れている人が多いのである。自分を鍛え、磨いてこられて、「地位、人を得て尊し」で、土橋さんは七段位に、ふさわしい人である。
思うに、人はえてして、地位や富や名誉をほしがるものです。汗を絞って働く、心を砕いてささげる。身も心もつくしきる生き方に、陽気・喜び・感謝・幸福・繁栄となって、その人にかえってくるのが、天がその人に与える運命である。
この天地を貫く真理が解れば孝(プラス)・不幸(マイナス)どちらの道を進むか それはその人にまかせるしかないのである。

 歴史は人物に学ぶで、昭和18年ブーゲンビル島上空で戦死した、  連合艦隊司令長官 山本五十六元師訓に、男の修行がある。 
1、、苦しい事もあるであろう  1、言いたい事もあるであろう 
1、不愉快な事もあるであろう 1、腹の立つ事もあるであろう
1、泣きたい事もあるであろう
      これらを、じっと耐えていくのが男の修行である。


                                     館長

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