R8年5月の言葉 

 「菊つくり 菊見る時は 影の人」・「菊ねわけ あとは自分の土で咲け」とは
宮本武蔵や三国志の執筆で知られる、吉川英治が枚方の菊人形を見てから、結婚式に出席し、新郎新婦に贈った言葉である。この菊人形の作出者は、菊人形の影から、見に来られた人を見ている。新郎新婦の親も、結婚式場の末席で、二人の晴れ姿を祝福している姿を見て、歌にされたのである。
 
 思えば、我が武産館も、私が1962年に南海電鉄に入社し、二年後に川端通夫さんとの出会いから、南海電鉄合気道部に入部し、1978年に武産館を開設して、早や48年の時を刻む。その間、共に切磋琢磨してきた皆さんが、今は木ノ本支部・貴志川支部、メキシコ支部、和歌山城支部、和医大合気道部、信愛合気道部、南海電鉄合気道部で、各師範が指導され、美しい花を咲かせているのである。武産館で稽古する私達には、何よりの悦びです。

 それでは、皆さんと稽古する合気道は何のためにするのか。それは人から人間になるためです。人間になるためとはどういう事なのか。それは、各人が容姿も、顔も、DNAも、全て違うごとく、人それどれの個性が違うのである。
だから、相対的な各人の肩書とか、地位とか、全てをとった定年後に、個性的な魅力があるかどうかが、人生の勝負である。この人生の勝負の、日々の修行は単純なもので、毎日寝る、便所に行く、食べる。この事は毎日やってもあきない。しかし、夜寝るだけで、なぜ疲れが取れるのか? 白いご飯を食べてなぜ赤い血ができるのか? 食べた物が血になり、体の隅々まで栄養を届けてくれ、ばい菌も殺してくれる。体重何キロの重さがある。これは事実である。自分は重さを感じないのは真実。地球は止まっていると感じるのは事実、地球は時速1660キロで自転し、太陽の周りを時速10万キロの超高速で回っているのは真実である。レールもないのに、よくぶつからないものだと思う。

 それ故に、私達が稽古する合気道もぶつかって、ぶつからない所をとり、さがすのが稽古で、真理の追求をする、死ぬまでの修行である。
この修行の大事さを、合気道・開祖・盛平翁は、わしが死ぬ時が、一番強いと言われ、死ぬまで修行されたのである。ロウソクの炎が燃え尽きる時、パーッと明るくなって消えるがごとくである。
我が師も、人生是一場の劇、明るくなければ人生じゃない 笑えワッハッハー ではサラバジャ と、人生の幕引きをされたのである。
枝も 葉も 幹も 根もまた共々に ささげあいてど 花は咲くなり



                    記


5月4日(月)11日(月)18日(月)25日(月)      早朝稽古
5月23日(土)       全日本合気道演武大会 日本武道館

6月1日(月)8日(月)15日(月)22日(月)      早朝稽古


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